選んではいけないドローンスクール3つのポイント

カメラ

いろいろなドローンスクールがありますが、絶対に選んではいけないドローンスクールのポイントを3つまとめてみました。

私は元々スクールに通わずに10時間の飛行経験を積んで、国土交通省の全国包括承認を取得してドローンフライトをしていました。
しかし今後の仕事を受注することや自分の飛行技術向上のためにドローンスクールに約30万円ほどかけて通いました。

この30万円は自腹でもちろん払ってますので、身を切りながらの体験です。

実際に自分で通ってみて感じた事をまとめておりますので、今後ドローンスクールに通ってみようと考えていたり、ドローンで仕事をしたいと思っている方に読んで頂ければと思います。

選んではいけないドローンスクール

ドローンスクールは素人にはどこも似たり寄ったりに見えるのですが、実際にはかなり違います。

選んではいけないドローンスクールを3つ書きました。
ここを押さえておけば、自分に合ったスクールを選べますので必ずチェックして下さい。

  1. 運営会社がスクール事業以外やっていない
  2. 自分の目的と合っていない運営会社
  3. 飛行時間が少ない

選んではいけない理由

では先ほどあげたドローンスクールを選んではいけない理由を1つずつ説明しますね。

1.運営会社がスクール事業以外やっていない

ドローンスクール運営会社がスクール以外の事業をやっているという事をあまり知らないかもしれません。

が、ココかなり重要です。

スクールしか運営していないドローンスクールの場合、実務を全く知らないで教科書に沿って教える形にならざるを得ません。

少し自分の事を振り返って欲しいのですが、学校を卒業して会社に入った時に学校での授業をパーフェクトにこなしていたら会社で即戦力になれたでしょうか?

違うと思います。
実務は会社の先輩が教えてくれて仕事の流れを理解して、自分で実際にやって失敗したり経験を積み重ねて、今のアナタがあるのではないでしょうか?

スクールしかやっていない所は、この学校生活での勉強によく似ています。

ですが、ドローンの場合はスクールで技能認定を貰ったら、次の日から実務でアナタが責任者となってドローンを飛ばす事になると思います。

結構怖くないでしょうか?

では運営会社がドローンに関する実務を行っている会社ならどうでしょう?

教科書を教えるのはもちろんですが、実際の実務でのフライト経験をもとにトレーニングしてくれます。

ドローンは空中を飛ぶものですし、見えない電波でコントロールしていますので、少しのミスが事故に直結しやすいです。
事故に至らずともフライト中にはいろいろなトラブルも発生します。

これは実務をやっている運営会社にしか教えられません。

2.自分の目的と合っていない運営会社

先ほどの1でドローン実務を行っている運営会社を選ぶ事が大事なのは理解して頂いたと思います。

では次に大事なのは、この運営会社の業務と自分のやりたい目的と合っているか?という事です。

ドローンでの主な業務をいくつかあげてみますね。

  • 空撮
  • 建物点検
  • インフラ点検
  • 太陽光パネル点検
  • 測量
  • 農業

と言ったところでしょうか。

機体による違い

この目的によって使用する機体が異なります。
実はこの機体の種類によっては、専用の技能講習が必要になります。

例えば農業分野で散布をするために使用する機体は、まさにこれに該当しますのでJUIDAやDPAでドローンの技能資格を取得しても、機体を飛ばす事ができません。

これを知らずに普通のドローンスクールに行ってしまうと無駄に費用が掛かります。
しかもどちらも30万円前後しますので、ここでミスると財布が痛みます。

また農業用ドローンは送信機(プロポ)の操作スティックのモード1専用になっていたりしますので、もしスクールがモード2で教える所だと実務時にすぐに対応できなくなってしまいます。

時間かけてスティック操作を覚えたのに無駄になってしまいます!

実務での違い

映像を撮る空撮と建物点検では細かな操作や見るべきポイントも変わってきます。

空撮実務しかしていない運営会社に建物点検実務の事を聞いてもチンプンカンプンですよね。

このように運営会社が普段どんなドローン業務をやっているのか知る事が大事です。

高額なスクール費用を払いますので、実務ですぐに役に立つような知識を教えて貰わないとかなり損です。

スクールによっては、自分たちが行っている業務に関しての講習も含んでいる所もあります。

スクール費用を充分に生かしましょう!

3.飛行時間が少ない

そもそも飛行時間が少ないスクール自体に問題があります。
しかしながら、このようなスクールも実際にはあるようです。

見極めるポイントを3つあげてみました。

  • スクール日数
  • インストラクターと生徒の数
  • 実技講習場所はどこか?

スクール日数

このスクール日数が意外とバラつきあります。

私が通った所は5日間のスクールで、実技講習はうち3日間でした。

ドローンスクールは学科と実技で構成されていますので、なるべく実技に時間を割いているスクールを選ぶべきです。
学科をいくら学んでも飛行技術は身に付きません。

また、2日間合宿で行っているスクールもあるようですが、この2日間でどれだけ実技講習ができそうでしょうか?

かなり疑問だなと私は感じています。

インストラクターと生徒の数

ここもポイントです。

例えばインストラクター1人に対しての生徒数が増えれば実技講習はおのずと順番待ち時間が増えてきます。

この待ち時間も実技講習に含まれてしまいますので、なるべく自分の順番が多い方がフライト経験がつめます。

当たり前ですよね。

ですが意外と見落としがちですし、そもそもインストラクター1人当たりの受け持ち生徒数が多いようなスクールはその点に言及しません。

是非説明会や体験会でその点を聞いてみましょう!

実技講習場所はどこか?

実技講習をするためには広い場所が必要となります。
そして屋外であれば天候にも左右されてしまいます。

理想は常設で大きな体育館のような場所を持っているスクールですが、意外と少ないのも事実です。

私の場合ですと3日間の実技講習のうち1日は屋外実習、2日は体育館実習という内容でした。

それぞれメリットデメリットがありますので整理してみますね。

【屋外実習】

・メリット
 空高く機体をフライト出来るので、高度が高い場合の操作感覚を体験できる事
 風が吹いたりする事で機体がどのように動くかわかる

・デメリット
 天候に左右される

【屋内実習】

・メリット
 天候に関係なくフライトできる

・デメリット
 あまり高く機体を上昇されられない
 風の影響を体験しにくい

この実技講習場所も確認してみて下さい。

選んではいけないドローンスクールまとめ

最後にもう一度チェックポイントを書いておきますね。

  1. 運営会社がスクール事業以外やっていない
  2. 自分の目的と合っていない運営会社
  3. 飛行時間が少ない

ドローンスクールが乱立していますので、資格ビジネスに巻き込まれないように、自分の時間と費用を最大限生かせるスクールを探してみて下さい。

きちんとしたスクールを選べば知識も経験も得る事が出来ます。

最後になりますが、スクールで技能認定を取れたからと言って、決して充分ではありません。
車の運転同様に、最低限公道を走れる知識と能力が得られるのがスクールです。

認定を受けた後にどれだけ自分で学べるか?フライトできるか?が上達の秘訣です。

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