ドローンを使った仕事をする場合に必要な資格と現実

カメラ

ドローンを使って仕事がしたい場合にどうやっって始めたら良いの?という事を知りたい人向けです。

ドローンが高性能になってきて、それに伴ってドローンが活躍する機会が多くなってきています。
ドローン=空撮みたいなイメージがありますが、実際には建設業でのビルや家屋点検やインフラ点検、測量、その他農業分野やソフトウェア開発に伴うテストパイロットなど多岐に渡って需要が激増しています。

国家資格はまだないものの、ドロースクールは乱立していますね。
Googleで「ドローンスクール」って検索してみると山のように出てきます。

では国家資格ではない民間資格を取得するためにドローンスクールに行く必要あるの?って話ですが、ドローン業務専門に行っている会社2社に取材してみたものをまとめました。

結論:ドローン資格は必要!

たかし
たかし

ドローンで仕事をしたいなと思って調べたんだけど、資格も民間資格なので本当に必要なのかわからないんだよね。
そもそも自力で練習したら、その分の費用でドローン買えるよなと思ったり。

ゆたか
ゆたか

そうだね、なんとか自力で飛ばせればスクール代が浮くのでお財布にも優しいのはわかるよ。
だけど自己流の飛行では実践で使える技術や、様々な現場の状況に対応できる技量が身に付きにくいという点があるんだよ。

たかし
たかし

そうか~。
だけどスクールで実際にどこまでの技量が身に着くのがわからないし、高額な費用をその後のドローンの仕事で回収できるのかも不安なんですよ。

ゆたか
ゆたか

安い料金じゃないからね。
では順を追って説明するね。

ドローンを飛ばす方法

実はドローンは誰でも飛ばせます。

但し、ドローンの機体によって航空法が適用になったり、それ以外にも都市公園法や道路交通法、民法などの各種法律に抵触する場合があるので、その法律をクリアすればドローンを買ってきてすぐに飛ばすことが可能です。

またドローンの資格は民間資格ですので、法的な縛りはありません。

ドローンスクールに行く意味

ドローンスクールに行く意味は3点あります。

  1. フライト技術の習得
  2. 認定資格の取得
  3. 仕事の受注

フライト技術の習得

国土交通省の全国包括申請も10時間以上のフライト経験が必要になります。
これは最低限ここまでは必要ですね。

さてこのフライト経験はどうやって身に付けたら良いでしょうか?
自前の機体もしくはレンタル機で、ドローン練習場を自分のスケジュールで借りて独学するというのも1つの方法です。

このなかでかなりネックになるのが、

  • ドローンのバッテリーの使える時間と本数
  • フライトのやり方が合っているか基準がわからない
  • トラブル回避の方法も独学

簡単そうにみえて、独学では意外とスムーズ行かないんですね。

でもスクールに行く場合は、この最低限のレベルから大きく超える事を考えて下さい。

認定資格の取得

民間資格にはなりますが、ドローン操縦士の資格が発行されます。
この発行団体は大きく3団体あります。

いずれも民間資格になりますが、これは有効なのか?と考えますよね。
この点に関しては、仕事を発注する企業側がやはりドローンを操縦できる人としてのある程度の基準をクリアしている指標としてチェックしています。

もちろん国交省申請の時の飛行経験証明となります。

業務に関して、多くはDPAかJUIDAの認定資格を求められます。
DPAであれば、「ドローン操縦士回転翼3級」
JUIDAであれば、「無人航空機操縦技能」

自分が仕事を発注する側だったとして、安全にフライトして納品してくれるだろうか?と考えた時に、そういった資格は実績にが目に見える形となりますので、有資格者に発注したくなるのが普通ですね。

発注者側が見るポイントはコレです。

  • 資格を持っているか?
  • 今までの作品(ポートフォリオ)
  • 賠償責任保険の金額

どんな仕事でも発注側に立ってみると、おわかりいただけるかと思います。

残念ながら独学でドローンを飛ばせるようになっても、こういった理由から受注する事は極めて難しくなってしまいます。
もちろんYOUTUBEでアナタの動画がバズったりした場合はこの限りではないですが。

仕事の受注

スクールを卒業したら、実際に仕事につなげて行かなければ意味がないですよね。

営業が得意な人であれば、自力で企業に営業をかけられるかもしれませんが、そんな人はきっとわずかだと思います。

スクールとしてドローンを教えているけど、ドローンでの業務も他に請け負っているスクールもあります。
そういったスクールに通うと、卒業後に仕事の紹介をしてもらえたりする所もありますので、学んで終わりと考えない方が(仕事につながるスクールが)良いです。

ちなみに、この仕事紹介で自分の実績を作って行けば先ほど書いた「今までの作品(ポートフォリオ)」が出来上がります。

作品、実績って大事なので、ここは最初のうちは人の力も借りましょう。

ドローンを使った仕事で稼げるの?

スクール自体はだいたい30万円くらいかかりますが、実際にスキルを身に付けちゃえば簡単に回収できるはずです。

パイロットとしての経験が蓄積されると収入も増えやすい構造になっています。

ドローンの案件は、2016年と2019年を比較すると5倍くらいに増えているとの調査報告が上がっており、これから先も右肩上がりに成長予想されている分野です。
参考:ドローンビジネス調査報告書2019

企業から案件を受注した場合だと金額感としては次の通りです。
このデータも実際に取材でお伺いした価格です。
映像撮影系はそんなに高額ではないので、外壁・家屋調査などが案件も多く狙い目の様です。

  • 外壁・家屋調査 10~150万円
  • プロモーション撮影 10~200万円
  • クラウドソーシング 5~10万

クラウドソーシングは基本安い案件しかありませんが5万~10万での依頼事例です。
空撮案件の依頼ですが、参考までにこちらの実際の依頼を付けておきますね。

ドローンスクールに30万ちょいを払っても、仕事の紹介もしてもらって受注できればすぐに回収できる事がわかると思います。

まとめ:ドローンスクールは安すぎる

実際にドローン業務を行っている会社に行って取材してきましたが、やり方によってはすぐに投資回収できる仕事です。

まだまだ伸びる業界で、関東では行っているが地方都市ではまだこれからとか、そもそもドローンパイロットが少ないなどの状況が現状の様です。

スクールをきちんと選んで資格を取って、まず最初はスクール経由で仕事の補助をしたり案件を頂いたりすれば自分の実績が出来上がります。

その経験作品をもとに次の仕事を受注すれば初期投資はすぐに回収できますね。

ここまで話を聞いて、ドローンの仕事が良さそうだなと思ったら、何もせずじっとしている時間は無駄です。

実際の業務にや仕事紹介に関する事は、スクールの無料説明会で生の声を聞いてみるとより実感が湧くと思います。
無料ですので、私なら実際に説明会を聞きに行って将来性の判断を行ってからスクール通学について検討しますね。

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