冬になると部屋の暖房をしていても寒いと感じることがあります。
冷たい空気が不快に感じますので激安で対策してみましょう!

冬になるとどうも部屋が寒くて…
なんか隙間風が入ってる気がするの…

ゆうこさん、それは隙間風じゃなくて窓からの冷気かもしれませんよ!

え!そうなの?
窓はきちんと閉めているんですよ?

実は一般的な住宅の壁からの熱損失は15%なのに対して窓は58%とも言われていて、部屋の中を寒くする一番の原因なんです。

え!知りませんでした!
何か簡単に対策出来ないかしら?

では賃貸住宅でも可能な簡単でお安い方法をお教えしますね!
結論!窓の断熱対策をしよう
寒さの原因は熱損失を理解すれば対策が見えてきます。
実は家の中は窓からの熱損失が非常に大きいのです。
窓からの熱損失が58%も占めるのを知っていましたか?
※1999年省エネ基準より
下にわかりやすいリンクを貼りましたので、合わせてみて下さい。
最近の新築住宅であれば、ペアガラスやトリプルガラスになっているのでこの点がかなり改善されていますが、比較的築年数の古いものはシングルガラスのアルミサッシになっていたりすると、まさにこの状態に当てはまります。
まずはここの対策をしてみましょう!
効果のある激安対策品!
ホームセンターに行くといろいろな寒さ対策品が売っていますが、実際に自分で試して効果的でかつ安さと見た目を考慮したものをこちらに紹介しますね。
この商品は見た目も透明なフィルムなので、貼っても窓の美観も景色も遮らず窓の開閉も可能な優れものです。
サイズも90cm×180cmですので大型の引き違い窓でもガラス1枚分を約¥2,000で施工可能なので、リフォーム工事費と比較するとかなり激安です。
・1枚約¥2,000と激安
・両面テープで施工するので賃貸住宅でも可能
・ペアガラスと同様の効果を期待できる
・カッターとドライヤー程度の道具で施工可能
・自分で施工する必要がある(窓形状では難しい場合も)
・紫外線で徐々に劣化していくので、長期間では貼替も必要
・フィルムなので傷をつけるとフィルムが敗れる可能性もある
参考までに取付(施工)している動画と、実際の断熱効果を比較している動画をこちらに貼りますね。
この動画内で1月の朝6時頃に施工済の窓と未施工の窓の温度比較をしていますが、7℃も温度が違います。
しかも未施工窓は結露で水滴だらけなのに対して施工済窓は全く結露なし
かなりの効果が発揮できていますよ。
断熱効果の原理
このニトムズ 窓ガラス超透明断熱フィルムの仕組みですが、シングルガラスの窓にフィルムを貼る事でペアガラスと同様の効果を発揮するものです。
参考までに一般的なガラスの熱貫流率を下表に記載しましたが、熱貫流率は数字が小さいほど熱の移動が少ないため断熱効果が高いという事です。
単板ガラスと複層ガラスでは熱貫流率が全然違いますね。
ガラスの種類 | 厚み(中間層含む) | 熱貫流率 |
単板ガラス | 3mm | 6 |
複層ガラス | 12mm | 2.7 |
真空ガラス(スペーシア) | 6.2mm | 1.4 |
ではこの熱貫流率の違いがナゼ発生するか?という事ですが、複層ガラスのガラス同士の間には空気の中間層があります。
この空気層が断熱効果を発揮するのです。
この空気層が15mm以下であれば空気の対流が発生しない状態となる為、熱の移動を防ぐことができ断熱効果が高くなるという原理です。
ニトムズのフィルムを張る事で、外気→ガラス→空気層→フィルム→室内という構造になり、ペアガラスと同様の効果となります。
付属品の乾燥剤を空気層に入れますので、その空気層が乾燥空気となり結露も同時に防いでいます。
まとめ!窓の冷気を防いで室内快適
窓が一番の断熱の弱点という事をご理解頂けたと思います。
ここをいかに対策するかで冬のお部屋での快適さが変わってきますので、すぐに対策してみましょう!
以前からホームセンターにある冷気をブロックするこちらの商品も、窓で冷やされた空気(コールドドラフト)を防ぐ意味では理屈にかなっていますので、窓面の施工が出来ない場合などに適宜利用するのもアリだと思います。
もしDIYが得意であれば、フィルムではなくプラ段ボードなどを使う本格的な2重窓の作成キットもありますので参考にしてみてください。
断熱対策は冬場だけではなく、夏場のエアコンの冷気を外に逃がさない効果もありますので、是非対策して快適なお部屋環境を作ってみましょう!