航空法適用外のマビックミニの操作で注意すべき点と解決策

カメラ

航空法適用外の199gのドローン、マビックミニを使えばかなり手軽に空撮を始める事ができます。

許可が不要という点で、ドローンに興味を持った方の入門機になりそうですが、約半年くらいフライトさせてみて注意すべき点がわかりましたのでまとめてみました。

マビックミニの操作で注意すべき点と解決策

では主な注意点を5つあげてみます。

  1. 風に弱い
  2. ジンバルエラーが発生する場所
  3. バッテリーの持ち具合
  4. 視認性
  5. 飛ばす場所

風に弱い

スペック上の最大耐風圧抵抗は8m/sと書いてあります。

実際の所、地表付近で4m/sくらい吹いていると離陸後に必死に耐えてる感が見て取れます。
そして上空にいくともっと風速が上がるのが基本ですので、地表では耐えながらもホバリングしていて上昇したとたんに強風警報が出るという事に見舞われます。

この強風警報が鳴っていると結構怖いので、期待をロストしないうちに着陸させた方が良いでしょう。

フライトに際しては、天気予報で1時間ごとの風速を確認するのと合わせて、私はGPV気象予報も見てより細かく飛行判定しています。

感覚よりも風速計を常備した方がより正確にわかると思います。

ジンバルエラーが発生する場所

舗装やコンクリートの上から離発着していれば発生する事は無いと思いますが、土や砂がある地面から離発着するとせっかくカメラで空撮をしようと思ったときにジンバルエラーが発生する事があります。

これは、地面の細かな土埃や砂がジンバルの可動部分に入ってしまって、スムーズな動きが出来なくなってしまった時に発生します。

カメラがガクガク細かく振動してしまって全く撮影できません。

直す方法としては、現場で応急的にやるには可動部に息を吹いたりして土埃を飛ばしてあげる事です。
エアダスターなどを持っていると尚簡単にできるかと思います。

このエラーを起こさないためにも、ヘリパットを用意するか舗装やコンクリート上から離発着させるのが良いでしょう。

それも厳しい場所ならハンドリリース、ハンドキャッチを使う方法もあります。
念のため練習しておくことをお勧めします。
ハンドキャッチは慣れないとプロペラで指を切ってしまう事もあるのでご注意ください。

バッテリーの持ち具合

カタログスペックで日本仕様の1100mAhを使用した場合、18分の飛行時間と書いてあります。

実際には13分前後くらいで低バッテリー警告が出ます。
意外とあっという間に無くなってしまいます。

バッテリー残量が40%切ってくるとそろそろ警報が鳴るかなというタイミングです。
これはリチウムイオンバッテリーの特性として、残り少なくなると一気に電圧が落ちてしまうという特性があるので、30%台になると警告が出てリターントゥホームが発動するようになっています。

ドローンの事故で一番多いのがバッテリー切れに起因するものなので、余裕をもって帰還できるようにフライトしましょう。

ちなみに、グローバル仕様の2400mAhのバッテリーも日本で購入できなくはないですが、もしこれを購入するのであれば機体重量が200g以上になってしまいますので、無条件に国土交通省の包括承認申請をしなければならなくなります。

私はマビックミニをグローバル仕様で国交省に承認を取っていますので、もしそういった形でフライトしたい人はチャレンジしてみるのも手ですね。

視認性

マビックミニはコンパクトな機体なので、少し遠くに飛ばすと豆粒くらいになって視認できなくなってしまいます。

空の明るさや背景、パイロットの視力によっても最大視認距離が変わってきますので、自分が見える範囲で飛ばすのが安全かと思います。

機体に貼るステッカーも購入してみましたが、近距離での視認性は目立つ色のステッカーなら向上しますが、遠方になるとほとんど変わりませんね。

ちなみに、本体のLEDもほぼ視認できません。

機体を見失ってしまったら、焦らずにスマホの映像を見て機体の向きを把握して安全に帰還するようにしましょう。

ちなみに視認性が悪いくらいの距離を飛ばすと、送信機の電波も届きにくくなっていますので、映像伝送が途切れ途切れになったりします。

飛ばす場所

199gで航空法適用外だからと言って、どこでも飛ばして良いわけではありません。

あくまで航空法が適用外なだけであって、土地の権利上の問題(民法)や道路上に関しては道路交通法がかかってきます。

私の場合は、フライト前に必ず該当しそうな行政機関に問い合わせを行ってからフライトをしています。

面倒な作業ですが、一般人がドローンを見た場合に200g未満とか理解できませんし、通報されたり、万が一墜落してしまった場合にも事が大きくならずに済みます。

ドローンはまだ一般的な理解が得られていない事が多いので、その点を認識しながら飛ばすのが良いでしょう。

まとめ

いかがでしょうか?
半年間マビックミニをフライトさせてみて気づいた点を5つあげてみました。

実際にはマビックミニのアクセサリーで解消できることもありますので、こちらの記事も合わせて読んでみて下さい。

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