【タムロン28-75/2.8】ポートレート作例とレビュー

カメラ

標準域のレンズは、まず初めの1本として購入しておきたいアイテムです。
とは言えソニー純正のF2.8GMレンズは非常に高い!

タムロン28-75/F2.8は2018年5月24日に発売されたレンズですが、発売前より予約が殺到して、しばらくは予約以外で購入できないほどの人気レンズです。
今でも中古市場にはなかなか出てこないような状況があります。

しかもめちゃくちゃコスパ良し!で8円台で購入可能です。

このレンズが出るまではズームではなく単焦点を使っていました。
手に入れる事ができてからはポートレート撮影時には最初に装着していくレンズとして活躍しておりますのでレビューしたいと思います。

タムロン28-75/2.8の外観と特徴

TAMRONが最近力を入れているソニーEマウント(フルサイズ用)の望遠レンズです。
なんだかめちゃくちゃ力入っているので特設サイトもあります。

外観

独特な艶のブラックボディです。
最近のシリーズはこのデザインに統一されていますね。

レンズ外観はボタン無しのシンプルデザインです。
ソニー純正ではフォーカスホールド、ズームロック、AF/MF切替のボタンがあります。
手振れ補正はタムロンもソニーもボディ側となります。

ズームリングを回すとレンズが繰り出してくるタイプです。
伸ばすと約143mmくらいになりますので3cm程度伸びてますね。

フィルター径は67mm。
最近のタムロンレンズは67mmで統一されていますので、フィルターを径ごとに揃えたりレンズキャップがごちゃごちゃしたりというのが無いので、現場でとってもスッキリします。

マウント側ですが、簡易的なゴムシールが付いていて簡易防滴構造となっています。
もちろん可動部にもシーリングが施されています。

レンズフードは花型となっております。

特徴

では同じF2.8通しのソニー純正のGMレンズと簡単に比較してみましょう。

メーカー焦点距離価格重量サイズフィルター径
ソニー24-70¥249,97588687.6×
136
82
タムロン28-75¥86,62555073×
117.8
67
価格は記事執筆時点のマップカメラ新品価格

焦点距離がタムロン製は若干望遠側に振っています、それ以上に大きな差が2つ!

  • 価格がGMレンズの約1/3
  • 重量が軽い

この2点が大きな特徴です。

価格が約1/3程度というのは非常にアドバンテージですね。
もちろん重量も軽い。

ソニーのα7・α9シリーズで一眼デビューしたいという初めての人にも非常に選びやすく使いやすいレンズです。

タムロン28-75/2.8の作例

安かろう悪かろうでは意味がないですが、発売当初からの評判も良く非常に良い描写をしてくれるレンズです。

では作例を紹介して行きますね。

ポートレート

明るさ調整のみ行って書き出しした写真となります。

50mmに合わせて撮影したものですが、手前から奥にかけてのパースの感じが非常に良く使いやすい距離感です。

この時はモデルさんにくるくる回ってもらいながら撮影しましたが、瞳AFもバッチリ追従し迷う事がなく追いかけてくれますので、安心してシャッターが切れます。

焦点距離50mm ISO100 F2.8 SS1/1250

次に75mmで少し寄り気味での撮影。
風で髪の毛が顔に掛かった瞬間をとらえたものです。

目の前に被ってくるものがあると瞳AFが効きにくい状況になりがちですが、こんな条件でも問題なく瞳をとらえてガチピンで仕上がっています。

また髪の毛1本1本も綺麗に表現されていて、ピント面から後ろボケにかけてナチュラルなグラデーションになっています。

焦点距離75mm ISO100 F2.8 SS1/500

全体的にコントラストとボケ感の良さがあります。
このレンズ1本から始めてみると、非常に良い写真が撮れるようになったと実感できると思います。

焦点距離42mm ISO100 F2.8 SS1/1000

風景

普段あまり風景を撮りに行く事はないですが、ポートレート撮影の合間に良い風景に出会う事があります。

その時にそのままの装備でズームで画角を選びながら構図を作っていける機動性がやはりズームレンズのメリットですね。

焦点距離50mm ISO125 F2.8 SS1/3200

色味やボケ味、抜け感などバランスが非常に良いと思いますね。

マクロ撮影

最短撮影距離が短いのでマクロ的な使い方も可能です。
標準レンズで、こんなに寄って撮影できるの?っていうくらい寄れます。
広角端の28mmで0.19m、望遠端の75mmで0.39mまで寄れます。

ここまで寄れる事で、標準レンズで撮れる構図を越えて、新たな撮影も可能になります。

コチラは広角端で撮影したもの。

焦点距離28mm ISO250 F4.0 SS1/125

次に望遠端で撮影したものです。

焦点距離75mm ISO250 F4.0 SS1/125

このタムロン28-75/F2.8を1本持っておけば、ポートレートからテーブルフォト、風景まで手軽に撮影可能となります。

タムロン28-75/2.8レビュー

私は標準域のズームレンズは単焦点でまかなうので正直不要かな?なんて思っていました。
というのもF2.8にした場合にGMレンズの投資金額が、標準域でそこまでかける必要は無いなと思っていたからです。

価格的にもタムロンなら投資額が適正だなと思って買ったのですが、ほんと正解でした。
良かった点をまとめると、

  1. 小型で軽量
  2. 描写も良い
  3. 価格が安い

持った感じ、写した感じ共に満足しています。
何よりもズームレンズで寄ったり引いたりを素早く行えるので、撮影効率がとっても良くなりましたね。

もちろんAF性能や描写も、この価格からは想像できないほどの能力です。

とは言え、べた褒めばかりできませんのでマイナスポイントを言いたい所ですが、ゴメンなさいコスパ良すぎて全然浮かびません。。。

私はこのレンズは、ソニーのフルサイズカメラを始める際に初めの1本として最適なレンズと考えてます。

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